気象大学校学生

「気象大学校学生」という資格(取得するのが趣味なんて方もたまにいますよね)がある事を御存知ですか?この資格(取得することで就職に有利になったり、給与アップにつながることもあるものです)は、「学生」と言う名称であるにも関わらず、実は立派な国家公務員であり、国から給料やボーナスも支給されています。気象大学校は気象庁の施設であり、気象庁の将来の幹部職員を養成するための大学です。入学後4年間に渡って、気象に関する専門知識や技術などについての教育や訓練を受ける事となります。

気象大学校は、気象庁職員に対する研修を行う研修部と、将来の気象庁幹部職員を養成する大学部とに分かれていて、気象業務のエリート(元々はフランス語で、日本語での意味は選良だそうです。社会や集団の中でも、特に指導的役割や支配者的役割を持っている人達のことをいいます)を育てる為の大学といっても過言ではありません。このような気象大学校学生になる為には、人事院が実施している気象大学校学生採用試験を受検し、合格しなけれねダメなのです。

無事合格した後、気象大学校に気象庁職員として採用された事となり、国家公務員としての身分が与えられるのです。気象大学校の卒業後の就職先かといって、国家U種採用者と同等のレベルとして扱われます。気象庁本庁や全国各地の気象台などに配属され、観測、調査、予報、研究と言う気象業務に従事する事になるでしょう。気象大学校学生の採用試験の難易度は高く、倍率は毎年10倍程度の超難関の資格(意外と取ってもあまり役に立たないこともあったりします)なのではないでしょうか。

けれど、将来、気象関係の仕事に就きたいと思っている方は、安定した公務員(国家公務員、地方公務員、国際公務員などがあります)と言う職業でもありますので、ぜひ挑戦してみては如何でしょうか